学資保険と預貯金の違い

お子さんの進学資金を貯める方法には、学資保険と預貯金があります。どちらも長期間をかけて一定金額を貯めますが、いくつか重要な違いもあります。

 

預貯金では、毎月一定額を積み立てたり、余裕のある時にある額を預金したりします。預け入れ金額に対しては利息が付きますが、金利は非常に低く、三菱東京UFJ銀行の例では、普通預金で0.001%(100万円を預けて10円)、定期預金で0.010%(100万円を預けて100円)です。

 

預貯金では、親に万が一のことがあった場合、受け取れるのはその時点までに貯めた金額だけです。子供の学資金を貯めようとする場合に、これではやや不安です。

 

学資保険は、毎月一定額の保険料を積み立てて、満期時の学資金を作りあげます。月々の保険料は、満期金に合わせて決定するものと、「月1万円」などの一定額から選択するものがあります。振込み完了日まで保険料は一定です。支払った保険料に金利が上乗せされて、満期金になります。

 

学資保険では、親に万が一のことがあった場合の払込免除特約を付けられることがあります。満期前に親が死亡した場合、その後の保険料が免除されて、満期金を受け取ることができるという特約です。大変有利なものですが、中には特約が付けられない場合や、保障範囲が異なる場合もあります。

 

金利が10%を超える学資保険にも、不利な点があります。満期金が払い込んだ保険料総額より低くなるものがあるのです。多くの特約や祝い金などが付帯する「貯蓄型」の学資保険にこの傾向が見られます。

 

積み立て中のお金の引き出しについても違いがあります。預貯金では簡単にお金を引き出せますが、学資保険ではできず、解約しなければなりません。払込み途中の解約は、返ってくるお金が払い込んだ保険料よりも少なくなります。

 

払い込んだ保険料に応じて契約者がお金を借りられる「契約者貸し付け」というサービス付の学資保険もあります。保障を継続しつつお金を借りられますが、利息が発生し、借し出し金は払い込んだ保険料に比べて目減りします。

 

どちらにするかを迷ったら、FPなどプロの意見を聞くのもよい方法でしょう。