生命保険料控除

保険料の控除制度を利用すると、所得税額を年末調整で多少下げることができます。

 

控除制度とは、税額の計算をする時に、基礎となる金額を減らす制度です。所得税額の計算は、年間所得に税率をかけて行います。控除制度では、その年間所得の金額から、控除分を引きます。つまり、年間所得から生命保険料の控除額を引いたものに、所得税率をかけたものが、所得税額になります。

 

生命保険料控除制度は、平成24年1月1日を境に、新旧の制度に分かれています。新旧の違いによって、適用される控除の枠や金額も変わってきます。たとえば、控除上限は、旧制度では合計10万円まで、新制度では12万円までです。どちらの制度が適用されるのかは、生命保険料控除証明書に記載されています。

 

新制度では、生命保険料の控除制度は、一般生命保険料控除、介護医療保険料控除(旧制度にはなし)、個人年金保険料控除の3つに分かれています。

 

生命保険料控除の控除額には、支払った金額に応じた計算方法があります。その計算方法も、新旧制度で違いがあります。

 

生命保険料控除を受けるためには、生命保険料控除証明書が必要です。これは、毎年10月中旬以降、保険会社に登録している住所に送付されます。

 

生命保険料控除証明書とは、加入者が支払った保険料を保険会社が証明する書類です。生命保険料の控除を利用するためには、この書類を年末調整の書類に添付しなければなりません。これを紛失してしまうと、生命保険料の控除が受けられなくなります。再発行の手続きは非常に複雑ですから、無くさないように注意しましょう。

 

年末調整では、「給与所得者の保険料控除等申告書」に、生命保険料控除の記入欄があります。そこに、保険料や保険期間等を書き込みます。それに証明書を添えて、勤務先に提出します。

 

確定申告では、申告書の第1表、第2表の2か所に記入欄があります。また、あまり知られていないことですが、住民税にも保険料控除があるので知っておくとよいでしょう。